指導方針

アリバの育成理論

Body(身体)を意味します。
速さ・強さ・大きさ・持久力・敏捷性などの身体能力と身体を思い通りに操る身体操作など、サッカーでは身体を動かす能力が非常に重要です。
アリバでは【身体が最大の資本であり最も重要な武器である】という事実から目を背けることなく、様々なトレーニングにより身体能力(強靭さや瞬発力)と身体操作(巧さや滑らかさ)の両輪を向上させていくように指導しています。

Inteligence(賢さ)を意味します。
① 【認知→判断→実行】の精度向上
② サッカーの原理とそれに伴う原則
③ 個人・チーム戦術の体得
④ 試合における自分の役割を理解する
⑤ 自立的な思考能力
多岐に渡り存在するサッカーにおいての戦術的能力(インテリジェンス)をスペイン式トレーニングや試合の中で磨き、置かれた状況において最適解を選べるサッカーIQの高い選手を育てます。

Personality(人格)を意味します。
子供たちはサッカー選手である前に、社会の中を生きる1人の人間です。
集団として生きていく上で必須になる協調性、他者を思いやる心、組織への献身性などの人間性を磨き、将来において、どのようなステージに立っても活躍していけるような人材に育成していきます。

Original(個性)を意味します。
高い質としての存在を証明する為、試合において相手の脅威となるために、他人と比べて秀でている【固有の武器】を持つ必要があります。
足が速い・体が強い・技術が高い・空中戦に強いなど、サッカーはルールでの制約が少なく許されているプレーが多い故に強みの種類も様々です。
選手の数だけ武器が存在すると言っても過言ではありません。
アリバでは各々の得意なプレーや秀でた能力を分析し、練習や試合の中で強みを出してプレーできるようなオーガナイズで武器を磨ける環境を選手に提供します。
【得意】という自分目線のものを、【強み】という相手目線にとって脅威となる唯一無二の武器へと昇華させることが、選手の個性を伸ばす為に最も大切だと考えています。

育成理論を実現するためのメソッド

人間が身体を動かす上で使うべき筋肉に刺激を与え、正常に作動するよう働きかけるエクササイズを行ってます。
一般的なパワートレーニングのように筋量を増やすことではなく、身体が持ってる本来の力を最大限に引き出すことによるフィジカル強化を図ります。

脳へ刺激を与えながら身体の色々な部位を使うエクササイズを行っています。
① 運動神経(身体操作)の向上
② 認知能力の向上
③ 反応速度の向上
④ 集中力の向上
⑤ 空間認識能力の向上
⑥ 視野の拡大
脳の能力を上げることにより様々なメリットを得ることが可能です。
楽しみながらできるエクササイズも多いためウォーミングアップにも採用しています。
視野の拡大はサッカーに必要な間接視野を繰り返し指導しています。

試合で起こりうる【技術連続性】と【認知・判断・実行】を取り入れることで、より実用的なテクニックを身に付けさせます。
また、3号球やテニスボールなど大きさの違うボールを取り入れることでボールの中心を正確に捉える感覚を研ぎ澄ましたり、脳に刺激を与えることによる神経活性化を促すことでの効果的な技術習得を目指します。

スペイン式トレーニングとは、試合で起こりうる負荷を練習で与えるようにデザインされた練習形式です。
サッカーの試合では主に以下の3つの負荷がかかります
① 陣営負荷(相手と味方)
② 連続性負荷(トランジション)
③ 進行方向負荷(ゴール前の攻防)
スペイン式トレーニングではこの3つの負荷を土台とし、試合さながらの状況を練習から作り出すことで選手の戦術的能力を磨いていきます。

アリバでは、サッカー以外のスポーツを練習に取り入れています。
運動神経の発達が目覚ましいこの時期に多種多様な運動を経験させることで色々な身体部位を使わせたり、身体操作において重要になる【感覚】に刺激を入れたり、色々な動きを経験することが身体操作の向上に繋がると考えています。